ドラゴンボールZ 神と神

※ネタバレあり。
漫画やアニメを見ましたが、かなり昔で、最初から最後まで見たわけではないので、ズレたことを言ってしまうかもしれません。

惹かれた点はシンプルです。
戦闘カッコいい!
音楽カッコいい!
キャラクターがカッコいい!
ギャグ・コメディ要素が多めで、難しいことは考えず見られます。
ガッチリ読み込んでいない私でも、悟空達を見てテンションが上がりました。
ドラゴンボールを楽しんだ経験のある方は、きっと懐かしさを感じられると思います。
ただ、不満も無いわけではありません。
悟空、ベジータ、ブルマの出番は多いのですが、他のキャラはそこまで目立ちません。
せっかく懐かしい顔ぶれが揃っているので、他のキャラももっと活躍してほしかったです。

映像の綺麗さや描かれ方が変わってくるだろうから、戦闘はどうなるのだろうと思いつつ見たところ……迫力がありました。
建物の隙間を縫うように飛ぶ高速移動!
遥か上空で雲を突き破りながら高速戦闘!
どうやら自分はこういうシチュエーションに弱いらしい。
挿入歌からのバトルが本当に熱かった。
大画面で見てよかったと思いました。

ストーリー順に語っていこうかとも思いましたが、印象に残った三人について語っていく形式にします。
全体の流れが気になる方は、ぜひご自分の目で確かめてください。

悟空
戦闘バカですが、ここまで突き抜けていると清々しい。
解除されても戦い続けたシーンでそう思いました。
それから、かめはめ波のすごさを改めて思い知りました。
この上なくシンプルな名前、見た目、効果。
それなのに、あんなにワクワクするんですから。
プライドを捨ててまで大切なものを守ろうとしたベジータの行動に応え、あることを決意。
彼がベジータを尊敬したと告げた時、感動した。
ベジータが悟空を見上げる一方的な関係じゃないんですね。
怒った時のベジータは悟空を超えていた的な発言も肯定しますし、よかったな、ベジータ。
……感動しましたが、ベジータが必死に踊っている時も、隠れて見ていたんですよね。
ドライだ。
強い敵が出た時の提案も、ジョークにしてもひどい。
良くも悪くもマイペースです。

ベジータ
うろ覚えでも、「誇り高きサイヤ人の王子」だの「超ベジータだ!」だの浮かんでくるので、プライドが高いことは記憶に残っています。
そんな彼が、家族を守るため、プライドを捨てて、道化た姿を晒す。
普段横柄な態度なのにへりくだって、ダンスなど「くだらん」と切り捨てるであろう彼が歌や踊りで気を引こうとして……キャラの違いに痛々しさすら感じます。笑顔を無理して作ってる感が半端なかった。
それでも事態を収拾できなくなり、もうどうにでもなれと破れかぶれで戦い、圧倒されて戦意を失う。
この時点でよく頑張ったと言いたくなりますが、彼の見せ場はここからだった。
死を覚悟したはずの彼が、目の前でブルマが叩かれ地面に倒れたのを見、激怒。
よくもオレのブルマを!!
こう叫んで超サイヤ人化した彼が最高にカッコよかった。
激怒した彼は、短時間とはいえ凄まじい力を発揮して対等に戦うんですよね。
いい攻撃がモロに顔面に入っても気合で耐え、反撃する!
トップクラスに燃えたシーンです。
普通に戦った時は全然敵わず諦めたのに、家族が傷つけられたら限界を超えて戦ったんですから。

パーティーでの道化ぶりがあるから、そこまでして守ろうとしたものを傷つけられた怒りの深さと、そこから生じた爆発的な強さが光る。
プライドを捨てた姿勢や発揮した力を悟空、ビルスから認められてよかった。
悟空の尊敬発言を本人は聞いてないのが残念ですが、ピッコロさんが聞いてるんですよね。ベジータに伝わるかどうか。
それから最後に、上の台詞についてからかわれた時、耳まで赤くなってませんか?
見ていた時は、強さやバトルに気を取られましたが、後から考えるとすごい台詞な気が。
こういう台詞を滅多に吐かないイメージがあり、あの時感情が極限まで昂って飛び出たように思えますが、どうなんでしょう。

ビルス
破壊神。
強い、カッコいい、可愛いと三拍子揃ったキャラ。
最初は「何だコイツ、弱そう」と思いましたが、どんどん印象が変わりました。
悟空を軽く倒し、神龍もビビるほどの御方。
性格は、無邪気というか我がままというか、子供っぽさがあります。
威厳と茶目っ気が同居している。
声も言葉遣いも、真面目な時とそうでない時のギャップが効いています。声が軽かったり低くなったり、丁寧な口調になったり砕けたり。
料理を美味しそうに食べる姿に和みました。
気まぐれで星をぶっ壊す迷惑破壊神なのに、憎めないキャラです。
それに、話せばわかる相手でもあるんですよね。
プリンを食べたがった時も「よこせ!」と奪うのではなく、きちんとお願いしますし、普通に譲れば何も起こらなかった可能性が高い。
神様がプリンくらいで騒ぐなという他のキャラからのツッコミも、未知の食べ物を味わいたいビルスの気持ちも、両方納得できる。
美味しいプリンを食べさせてあげたい。

このように、力が強いだけ、暴れるだけのチンピラではありません。
器の大きさが各所で出てきます。
ピッコロ達に攻撃されても、箸で応戦していなす。
ブルマを叩いたのも、彼女の方が先にぶったから。普通に攻撃したら頭が吹っ飛びかねないのに、たいした怪我もしなかったので、ちゃんと加減しています。
個人的には、ベジータの真意……プライドを捨てて皆を守ったと気づいていたところに大きさを感じました。
内心「あの歌とダンスは無いわー」と呆れつつも、心意気をかってパーティー続行を決めたんだろうな。
他にも、悟空に対して稽古をつけているような態度だったり、世界の広さを教えたり。
戦いが終わった後も爽やかで、ブルマに素直に詫び、また来たいと告げる。

終わり方は、結果だけ見ればスッキリしないものになりそうですが、爽やかなんですよね。
・ヤバい敵が現れる
・挑んでは倒される仲間達
・悟空がパワーアップ
・最終的に元気玉で倒す
事前にこうなるかと予想していたら違いました。
インフレを繰り返した果てに、「パワーアップして悪い奴を殴り倒す!」じゃない終わり方をするのが新鮮でした。
ワクワクしている悟空を見て、こういう結末もいいと思いました。

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